佐渡島＆越後の一宮三社巡りバスツアー

【弥彦（やひこ）神社】越後国の一の宮

天照大神の曾孫にあたる「天香山命（あめのかごやまのみこと）」が御祭神。神武天皇の命を受け住民に、海水から塩を作る技術や、漁、稲作など農耕技術を教えたと伝えられています。このため越後国を作った神として、万葉の昔から「おやひこさま」の愛称でひろく人々の信仰を集めてきました。背後の霊峰・弥彦山には198万㎡（明治神宮内苑：70万㎡）にも及ぶ境内林が広がり、越後平野を見渡す標高638ｍの山頂には御神廟（奥の宮）が鎮座。樹齢400～500年の杉や欅に囲まれた弥彦神社には摂社や末社、弥彦温泉郷にも境外末社が点在しています。

【居多（こた）神社】越後国の一の宮

オオクニヌシノミコト（大国主命）・ヌナカワヒメ（奴奈川姫）が御祭神。ふたりがこの地で結ばれたことから縁結びの神社として有名です。代々国司の厚い保護を受け、越後国へ流罪となった親鸞聖人も上陸の際に一番に参ったといわれ、親鸞にまつわる越後七不思議の第一番「片葉葦」が群生していることでも知られています。

【度津（わたつ）神社】佐渡国の一の宮

主祭神はスサノオノミコトの子イタケルノカミ（オオヤビコノカミ）。交通の守護神として島民から信仰されています。1470年の洪水により、現在の位置に移ったとされていますが、その由緒や縁起などは明らかではありません。初詣スポットとしても有名で、島内各所から多くの人が参拝に訪れます。

【宿根木（しゅくねぎ）】

中世から港があり、佐渡金山繁栄期の17世紀を経て、江戸後期から明治初期にかけては北前船稼業として発展。小さな入り江に面して、船板などを利用した板壁の民家100余棟が密集する町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。集落全体が船の仕事に従事した歴史を今に伝えます。

【梨の木地蔵】

梨の木峠の地蔵堂に子どもの病気平癒祈願の地蔵菩薩が奉納されています。心願成就のお礼に納めるのが小さな「みがわり地蔵」。今では何千、何万という数となりお堂を囲んでいます。佐渡のパワースポットのひとつです。

【大膳（だいぜん）神社】

大和飛鳥路に例えられた田園風景に大膳神社が鎮座。1846年に再建された茅葺き寄棟造りの能舞台（県の有形民俗文化財）は、佐渡に現存する最古の能舞台と伝わります。
＊佐渡には現在も30余りの能舞台が残り、その大半が神社・寺に併設されています