神社で「ほっと」する時間に気づく

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新型コロナウイルスに対する不安が長期化する中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

例年ですと、1月は四季の旅の看板ツアーである「伊勢神宮」の初詣が大盛況。

多い年は1月だけで、伊勢に5回以上お客様をご案内することもありました。

時節柄、今年は伊勢に行く機会がまったくありません。ツアーに添乗することもできません。

寂しすぎて、「東京のお伊勢さん」といわれる東京大神宮にお参りをしてきました。

こちらは、明治13年に大隈重信邸跡に建てられた皇大神宮の遥拝所(遠くから伊勢神宮内宮を拝むための場所)が起源になっています。

伊勢の内宮と外宮の神様が祀られているのはもちろん、日本における神前結婚式の起源になったことから、縁結びの神社としても広く親しまれています。

私が訪れた日も、様々な世代の方々が想い想いに手を合わせていました。

私も手水をとり、拝殿の前まで進んで、久しぶりに神様の前で手を合わせました。

その瞬間、不思議と心がすっと落ち着くような気がしました。

四季の旅のツアーで伊勢神宮に初めて訪れるお客様をご案内する時、

「伊勢神宮はお願いごとをする場所ではなく、感謝を伝える場所」

「おかげさまの気持ちを持ってお参りしましょう」

などと説明することがあります。

しかし、今回の自分自身のお参りを通して、本当はよく分かっていなかったんだということに改めて気づかされました。

今までツアー中は、お客様に興味を持っていただけるよう、神様のことや神社のことを楽しく分かりやすく説明することに力を入れてきました。

当然のことですが、それは神社の一面でしかなく、もっともっと大事なことがあるんですよね。

頭では分かっていたことですが、こうして自分自身が落ち着いてお参りすることで改めて実感することができました。

正直に言うと、お正月だから臨時職員の巫女さんはいるかな、なんて期待しながらお参りした私でしたが、

落ち着いて神社の前に立って手を合わせた時、

それまで自分が考えていたあらゆることが、一瞬にして消え去っていくような感じがしたのです。

新型コロナウィルスで色々なことが普段通りに行かないからこそ、気づけたのかもしれません。

ツアーが再び本格的に再開できる日はいつになるか分かりませんが、 四季の旅のパワースポットツアーには、様々な思いを持って、お客様が来てくださいます。

御朱印をたくさん集めたいお客様

神社の建物が好きなお客様

神社に興味は無いけれど、友人に誘われて来てくださるお客様

そして

神社に癒しを求めて来てくださるお客様 など

添乗員として何度も同じ場所に繰り返し足を運ぶと、どうしても初めて訪れた時よりは感動が薄れてしまうことがあります。

しかし原点に立ち返り、 様々な思いのお客様に寄り添って同じ感動を共有しながらツアーを進行できるように、改めて身を引き締めていきたいなと感じた時間になりました。

緊急事態宣言中につき、湿っぽい日記で失礼しました!

次回はもっと明るい話題を提供できるよう頑張ります(笑)

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