富士山の山じまい・吉田の火祭り

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とっても寒い日が続きますね・・・各地では雪も見られ、本格的な寒さとなりました。

皆様体調などお気をつけてお過ごしください!

寒いのでご覧いただいている皆様に気持ちだけでも温まってもらおうと、今回はHOTな記事をお届けします🔥

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皆様こんにちは!四季の旅添乗員の奈櫻(なお)です

2022年8月26日出発の「吉田の火祭りバスツアー」にご同行させて頂きました。

コロナの影響で2020年、2021年と「吉田の火祭り」が中止となっておりましたが、やっと三年振りの開催となりました。

吉田の火祭りは、毎年8月26日、27日におこなわれる、北口本宮富士浅間神社と諏訪神社両社の祭りです。

もともとは諏訪神社の祭礼ですが、400年以上前から行われていたと伝えられています。

私自身もこの「吉田の火祭り」は大好きな日本のお祭りの1つでございまして、秋田県の「なまはげ柴灯祭(せどまつり)」・長野県の御柱祭(おんばしらまつり)と並ぶ「日本三大奇祭」の1つになります。

26日は「鎮火祭」、27日は「すすき祭り」とも呼ばれている。現在は、夏の富士山の山じまいの祭りとしても知られています。

御祭が夕方から始まるので、出発は東京駅を11時に出発しました。

金運アップで有名な御室浅間神社と新屋山神社、東口本宮浅間神社も参拝させて頂きましたが、なんと御室浅間神社様からは、吉田の火祭りなので、特別に御神酒(おみき)を一升瓶で頂きました。

なんと粋な計らいでしょうか?感謝感謝です。

縁起ものですので、帰りのバス出発前に、少しずつお神酒を皆さんに配らせて頂きました。

北口本宮浅間神社本殿にて、本殿御神霊の諏訪神社奉遷(ほうせん)を願う本殿祭が行います。

この神事には、氏子総代・世話人・富士講・御師団などの人々が約100人も出席します。

8月26日午後3時ころから始まります。

本殿祭のあと、浅間神社と諏訪神社の神さまに神輿に移ってもらう神事を行います。これを「遷御(せんぎょ)」とよびます。

神社の中から御神霊を移すときには、明かりを消して周囲を暗くします。そして御神霊が人の目に触れないようにするため、神職たちが白い布で周りを覆います。これを「絹垣(きぬがき)」とよびます。

遷御は、まず浅間神社の御神霊が、絹垣で隠されて隣にある諏訪神社に向かいます。ここで、再び神事がおこなわれます。神事が終わると、宮司が浅間神社と諏訪神社の御神霊を絹垣で隠して明神神輿に移します。

遷御を終えた2台の神輿は、諏訪神社の前から出発します。出発の合図は、世話人が出します。

明神(みょうじん)神輿を先頭に富士山を模した御山神輿が後に続きます。出発してすぐに諏訪神社のすぐ前にある高天原とよばれる広場に止まって、もう一度出発の神事をします。これが終わると正式な出発となります。

いつもは、境内の諏訪神社の両脇に展示されている御神輿が目の前で見れるのは本当に貴重です。

8月26日の17時~、北口本宮浅間神社で神事が催行されると、明神型神輿の「お明神さん」と、富士を表す「御影」(お山さん)の2基の神輿が上吉田地区の氏子中を練り歩きます。

熱気と活気があっていかにも「お祭り」と言う感じがしましたね。

18時30分頃に御旅所に到着します。

火の見櫓(やぐら)のご神木に張られた注連縄(しめなわ)を明神神輿の屋根に立つ鳳凰(ほうおう)のクチバシで切って中へと入っていきます。到着後は、着輿祭がおこなわれます。

この着輿祭はお祭りのハイライトの1つですので、御旅所付近には大勢の観光客や地元テレビ局も中継しており、大変賑わっております。

分かり辛いですが、上の写真が注連縄を来る前で、下の写真が注連縄を切ったあとです。

注連縄を切った後、紙垂(しで)「白い紙」が宙に舞っていますね。

神輿が御旅所に着いてすぐに世話人たちが御旅所前の11尺の大きな松明に火を灯します。その後、世話人たちは通りにある全ての松明(たいまつ)を立てて、火をつけていきます。また、それぞれの家で積まれたタイマツにも火がつけられていきます。こうして上吉田の表通り沿いを中心に、南北に伸びる一本の火の帯が現れます。

神輿が無事に御旅所に着いたことを祝して隣に作られた神楽殿で太々神楽が舞われます。

暮れ方に「御旅所(おたびしょ)」とよばれる場所にお神輿が奉安されると同時に、高さ3メートルの筍形に結い上げられた大松明90本以上が点火されます。約2kmに渡る道が松明の明かりで照らし出される幻想的な光景は、思わず息をのむ美しさです。

あれだけの本数の松明に火を放ち、炎の勢いもあります。

上空から見ると吉田の町は火の海状態ですが一度も火災になった事がないのは凄いですね。

日中は曇っていて富士山を眺める事ができませんでしたが、隠れていた富士山が、松明の点火と共に顔を出してくれました。奇跡です!

ありがたいとに金鳥居付近にいたので、鳥居を額縁として、富士山のシルエットを写真に収める事ができました。これはとても貴重な光景でした。

写真だと分り辛いですが、吉田の火祭りの日は、富士山でも火が灯もります。

火を見ているとなぜか心が落ち着く私にとって、この「吉田の火祭り」は大好きなお祭りの1つです。

世界中でもこのようなお祭りはありません!

年に一度の御祭りですので、今年のご参加をお待ちしております。

そしてまた、私もまた添乗員としてご同行したいです♬

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